随分前にルイス・バラガンの写真集が出ていたが、カメラマンは、日本の建築写真の第一人者、二川幸夫氏である。自然を部分的に取り入れながらのものと、シンプルな面構成と光と影(陰?)の関係をアップにしているものが目立つ。
建築写真には珍しく、馬や祈りを捧げる修道女が登場するのも、空間が伝えるリリックな部分が感じられて好感がもてる。
僕は、人が写っている建築写真が好きです。そこには、生活が感じられ、人と空間の関係が物語られ、設計者の心情もうかがい知ることができるから。日本の建築雑誌の多くからは、人が排除されてしまっているような気がする。ドイツやイタリアの雑誌などのは、しばしば人が登場する。まさか、設計者が、人がいない状態を、bestと思っているわけではないだろうに...。
(via Zach Singh)